|
後遺障害の等級認定がされることで、次のようなメリットがあります。
- ①傷害部分とは別途に自賠責後遺障害の等級に応じて逸失利益や後遺障害慰謝料 などを請求することができます。
- ②事故車に搭乗者傷害保険が付いていれば、後遺傷害部分の保険金を請求するこ とができます。
- ③その他共済や生命保険など各種保険を請求できる場合があります。
後遺障害の認定請求の方法には『事前請求』『被害者請求』があります。
では、この2つがどのようなものかメリット・デメリットと併せてご説明いたします。
『事前請求』の場合は、加害者の加入する任意保険会社が後遺症認定請求の手続きを一括して行います。
●メリット
- ・保険会社が書類の作成の手続きを行うため、被害者自身にとって簡便な手続きとなる。
●デメリット
- ・賠償金を支払う保険会社が事務的に手続きを行うので、手続き内容が不透明であり、後遺症の重さを軽んじられる心配があります。
|
『被害者請求』の場合は、被害者自身が加害者の自賠責保険会社に直接後遺障害認定請求をする方法です。
●メリット
- ①提出する資料を自分で確認することができ、また主治医に自分の症状を直接訴えて診断書を作成してもらうことができる。
- ②自賠責保険の等級に応じた限度額を先取りすることができる。
●デメリット
- ・被害者自身が法律的・医学的知識に基づいて書類を作り、現在の症状を立証しなければならない。
|
|